忘れ物

そろそろ時間だと言った矢先に

「あ、待って、これも持って…」

「だめ!カバン二つにしたら絶対なくす!!」

娘は悲しそうにしていた。

 

娘がおばあちゃんのところに行った日、

私らは前日に荷物を詰めていた。

「何か忘れ物はない?」と何度も聞き、確認を取った。

それが当日の出かける直前、

娘は私のいつものお買い物トートバックを持ち出し、

何か入れていた。

何だろう?

私は中身を見てみた。

それは

鉱物の専門書2冊と任天堂DS。

前者はいいとして、後者はおそらくちゃんと携帯用ケースに入れて

電源を切っておかねばならないものではなかろうか?

携帯用ケースはどうした?

 

鉱物の専門書は

最近「宝石の国」という漫画を見てハマったらしい。

その理屈は分かる。

それに付き合って専門書を買ってあげたパパも

ナイスである。

鉱物で思い出したが

我が家のリビングには元素周期表が貼ってある。

私の趣味だ。

化学アレルギーになられては困るが、

化学を身近に感じてほしい。そう思って貼った。

 

で、忘れて行った荷物。

どれも娘の今の宝物。

しばらくない生活だが、耐えられるかな?

耐えられなかったら

おばあちゃんにインターネットで鉱物の何か見させてもらって。

ゲームは、当分なくても大丈夫でしょう…多分。

 

それではこの辺で。