親睦会と言う名の社員旅行(後編)

その日はあいにくの曇り空

噂によると、集合前から出来上がってる人もいるとか。

覚悟を決めた。

集合。

いきなりシャンパン。

宿泊地に到着。

トラブル発生。幹事さん激怒。

分かる、分かるよ。でもここは我慢だ。

宴会まで数時間、我々はお散歩などで時間をつぶした。

でも

もう酔っぱらってる人は増えていく。

宴会の時間になった。

最近のお酒の事情はナーバスだ。

私が飲めないのを見抜かれて、

みんな烏龍茶を注ぎに来た。

私は

レモンサワーを見つけて飲んでいたが

やっぱり烏龍茶を注ぎに来る人は耐えなかった。

なぜだ?

宴会終わって2次会、

カラオケルームに呼ばれた。

場の空気を読んで歌わないことにした。

正解だったかもしれない。

歌いたい人は五万といた。

私は合いの手を打って楽しんだ。

終わって

3次会。

何十年ぶりの夜更かしだろうか?

夜1時を完全に回った。

私は大まじめに仕事の話をしてしまった。

私は酔っぱらっていたのかもしれない。

「明日7時起床で。」

そういってその日は休んだ。

次の日、と言っても夜更かしで日変わってしまってたのだが

私は6時に目が覚めた。

二度寝したら多分起きられないだろう。

私は冷たい缶コーヒーを買って飲んだ。

朝食の時間、

私は心配していた。

朝食の時間はいわゆる集合時間みたいなものなんじゃないかと。

先輩たちが来ない…、

はっ

もしかして何かトラブルでも?

私はご飯をかきこんで急いで先輩のものに駆け付けた。

取り越し苦労だった。

私は食事が終わってしまったので、お膳には戻らなかった。

そうこうしてるうちに雨。

しばらくすると

自由解散の号令が出た。

ここは

他の社員さんにとっては庭みたいなところだった。

だから絶景スポットも名物もおみやげも珍しくはなかったそうだ。

私は珍しかった。

そんなわけでみんながいそいそと帰る中、

私はおみやげ屋さん巡りをしようとしたその時

幹事さんと鉢合わせ。

「おみやげ屋さん巡りして帰ります。」

「クーポン持ってる?」

「あ…忘れちゃった。」

幹事さんはおもむろにポケットから割引券を取り出して

私に渡してくれた。

何という気配り。

ありがたく使わせてもらった。

帰り、おみやげたくさん買い込んで

帰った。

 

いろんなことがあったけど

仕事頑張る気になれた。

ただ私は

パートなんだけど。

 

それではこの辺で。