おけいこがない夜
娘の話を書く。
おけいこをやめさせたら保留にされて、
その日がその試すべき一日となった。
その日は定期テスト最終日だった。
家に帰ると羽を伸ばし、くつろいでいる。
おけいこの準備に追われない娘は結局何もしなかった。
夕飯時が近づくと、トトトとやってきて
TVのスイッチを入れた。
妖怪ウォッチのスピンオフ版とでもいうのだろうか?
とにかく、アニメを楽しんでいた。
その日の私はS&Wの結果発表もあって
夕飯づくりが遅れた。
ご飯ができるのが遅いので娘に怒られるかと思いきや
娘はおとなしく待っていた。
そうこうしてるうちにパパも帰ってきた。
あれ?この時間ならいつもより早い。
我々はそろって夕飯を食べることができた。
観察してて…
ダメだこりゃ、と思った。
娘はおけいこがあるから今まで勉強してたんだ。
おけいこなくしたら、しかも今日はテストが終わったばかり。
全くやる気なし!
私は娘の通っている補習塾へ問い合わせた。
最初なんか対応がいまいちだったで催促の電話を入れた。
すると、納得できる対応をもらえた。
どうやら、娘の実力はこのくらいなんですと言わなかったのが
向こうを心配させたのらしい。
面談の約束を取り付けて電話を切った。
パパは
「娘が楽しいか楽しくないかはどうでもいい!
要は英語の成績が上がるまたはキープできるかどうかが問題だ!」
と冷たく言い放った。
あのー
娘が英語が嫌いになっちゃうかもしれないようなのは
私としてはまずいと思うのですが…。
さあ娘どうなる?
それではこの辺で。