娘・帰ってくる。

さてと

空港バスに乗った私は勉強できるかなと単語帳を広げた。

10分で挫折。

車酔いするのだ。

それでも何ページか進んだ。

空港に着いた。

再びしばらく単語帳を広げていた。

少し進んだ。

しかし、飛行機の到着、出口の番号が気になってしょうがない。

私は出口にいた。

しかし、なんかおなかが空いた。

そう、お昼を食べてなかったのだ。

食べる気が起こらなかったのだが、

午後二時を回ると急におなかが空きだした。

しまった、コンビニでおにぎりでも買っとけばよかった。

私は仕方なしに軽く食べられるものを探した。

見つけた。お蕎麦屋さんだ。

私はとろろそばを食べ、再び出口を目指した。

なぜ軽くか?

重いのを食べると車酔いする確率が高くなるからだった。

いい大人になって車酔いは避けたい。

そして待った。

…出口は2か所、どっちからくるか?

私はウロウロし始めたその矢先、

タタタターッと娘がやってきた。

嬉しそうに

「○○××さん(私の本名)ですか?」と

大きな声で確認を取ろうとする。

なんちゅー恥ずかしい。

あわてて娘の口を押えた。

そして帰りもバスに乗ったが

すぐ後ろの席は手加減して騒ぐ子供らが座っていた。

手加減してるのは分かるがうるさい。

どーしーよーかな…と思っているうちに最寄り駅に着いた。

娘が「風に当たりたい。歩こう。」と言った。

私は飲み物を与えて歩くことにした。

しばらく歩くと、ゆきやなぎがきれい。

…、

家路についた。

すぐ買い出しに行って、食材をそろえた。

今日は野菜炒め。

それではこの辺で。