都心に行く

子供がいなければ私は都心で働くことにためらなかっただろう。

でもいるんだ、だから都心で職場を見つけなかった。

パパに「多摩川より東には行かないで。」と言われ、今の職場にいる。

理由は、よく電車が止まったりするからだ。

しかも都心は意外とお天気に弱く、

大雨や大雪が降るとひとたまりもない。

そんなパパは多摩川より東に仕事に行っている。

不公平ではないか?と時々思うのだが。

 

今日久しぶりに都心に行った。

娘のおけいこの全国大会があったのだ。

結果は…聞かないで。

パパは娘に

「試運転もして確かめないうちから改造するのは改良とは言わない!」と

くどくど説明してた。

娘はしばらく落ち込んでいたが、おやつを食べたり

話しかけたりするうちに元気になった。

私は聞いた。

「また全国大会行きたい?」

「うん!上級生のプレゼンが面白い!!」

ツボが違うが、モチベーションは変わらないようだ。

そもそも、このおけいこを見つけてきたのは私だが、

乗り気になって申し込んだのはパパだ。

 

帰り、駅構内のエスカレーターに乗ったが、

長い。

酔いそう。

振り向くな、方向感覚狂いそうだ。

娘と一緒に怖がって手すりにつかまって

ちょっと前かがみにしていた。

 

なぜか今日は帰る気満々。

駅でお土産を買うだけで満足した。

「娘、お土産何がいい?」

東京バナナ。」

…。

 

それではこの辺で。